Mac de TeX

大学も後期が始まり色々ばたばたとしてきたました。
html5を勉強してみたり、就活イベントのポスター作ったり、javaで研究室用のプログラムを作ったり、アプリケーション用の画像を作ったりと色々と日々勉強させてもらっていますが、なかなかここにまとめるにはいたっていません。徐々にやっていきます。

大学四年の後期と言えば、特に理系の人にとっては、卒論が待ち構えていたりして自分も今まで下書きのようなものを作ってはいましたが本格的にまとめ直してちゃんとしたものを作り始めました。
偏見ではありますが、理系の人は論文を書く際にはtexを使っているイメージがあります。
というか式とか参照が多くてtex使わずにword使うとすごい大変なんじゃないかと思ったりもします。
人によってはプログラムを書いているみたいで嫌いという人もいるかもしれませんが、個人的には逆にあのプログラムを書いている感じがとても楽しいです。

さて、例に漏れず自分自身も下書きのときにもtexを使っていましたが、本格的に始めるにあたって環境を一新し直しました。
もともとwindowsにてeclipseプラグインを入れてeclipselatexを書いていましたが、macに移行しました。
移行にあたって最も手軽な方法で利用したかったので、eclipseではなく、texshopを利用する事にしました。

導入

JIS X0212 for pTeX
このサイトに移動して以下のものをダウンロードします。

  • Drag & Drop UpTeX
  • UpTeX差分ファイル
  • TeXPad alternative (1.3)
  • ESP Ghostscript 7.07.1

Drag & Drop UpTeXはdmgファイルを展開後、UpTeX.appをアプリケーションディレクトリにコピー。
UpTeX差分ファイルを解凍して、UpTeX.app/teTeX/bin/dvipdfmxと差し替えます。
アプリケーションディレクトリにコピーしたUpTeX.appを右クリックして、「パッケージの内容を表示」で上記のファイルを参照できます。
TeXPad alternative (1.3)ファイルも解凍して、UpTeX.app/TeXPad.appと差し替えます。
ESP Ghostscript 7.07.1はdmgファイルを展開後、pkgファイルを実行してインストールを完了します。

続いて以下のサイトにアクセスします。
TeXShop

このサイトで以下のリンク先からtexshopをダウンロードします。

ダウンロードしたらこれもdmgファイルを展開して、アプリケーションディレクトリにコピーします。


続けてtexshopの環境設定を行います。
環境設定を開き、タイプセットタブのスクリプトTex + DVIにします。

続けて内部設定タブのパス設定の(pdf)TeXを/Applications/UpTeX.app/teTeX/binに書き換えます。
さらに同タブ内の「TeX + dvips + distiller」のTeXのところを空欄にして、その下のLatexのところをXtexshopに書き換えます。
最後にBiBTeXエンジンにてbibtexをjbibtex変更します。

これで完了です。

使い方

最後に使い方を。
texshopを開き、環境設定の書類タブのエンコーディングを「Japanese(ShiftJIS)」にします。
そのファイルから新規作成を選び、新しいtexファイルを開きます。

新しく開かれたファイルの上の方にマクロというタブがあるのでそのマクロメニューからHeadings→11pt(or 12pt)→article(or report or book)とたどっていきクリックするだけです。
個々の意味については別の機会にまとめるとして、これで概ね準備が完了しました。

あとは好きなようにファイルをまとめ、最後に適当なディレクトリに保存した後にcommand + tでコンパイルすれば自動的にpdfファイルが作られます。

次回で使ったコマンドやらちょっとしたtips等をまとめてみます。